大袈裟じゃなく、1mmでも可能性があったら乗っかってみること。
実は、先週の金曜日に銀行口座を開設しました。
しました。というか、できました!と言いたい。なぜならここイギリスで住所不定のまだ無職のワーホリ外国人である私が銀行口座を証明書なしでものすごくスムーズに開設できたのはすごく運が良かったと思うから。
いろいろな方々のブログを読んでると、イギリスは住所証明がないと口座開設は難しいらしいということが分かってきます。
そうか、。口座開設は山場だな。と身構えて放置していた私。嫌なことを後回しにしがちですが、最初の家にいる期間にトライした方が支店もたくさんあり、他社も選べる立地なのは明らかだったこと、引っ越したらもっと面倒になるのは目に見えていたので、重い腰を上げて先週の火曜日に銀行に行ってみることにしたことからこの話は始まります。
まず銀行会社ですが、様々なブログから得た情報で私は最初からロイズ銀行一択でした笑。理由は<住所証明なしでもパスポートとBRPだけで開設できそうな可能性があったから>。
でも2016年以降のブログがあまり見つからず(頼りすぎ笑)、むしろ住所証明なしで開設できました!っていう方が紹介してくれているロイズ銀行のリンク先を見ても、HPが更新されているのか、Proof of Address(住所証明)が必要です、みたいな記述しか見当たらず。。。
語学学校にも会社にも所属していない私は住所証明を出してもらうことができないので、もうほんと賭け、8割ダメだろう。みたいな気持ちでした。だからさらに怖気付いて全然銀行に行こうとも思わなかった。
火曜日、パスポートとBRP(カード型のビザ)を持っていざ銀行へ。
家の一番近くにあるロイズ銀行のドアを開けるとかったるそうな受付係が2人。
もう入った瞬間、ここでは開設できないことを悟るくらいウェルカムな雰囲気はゼロでした。むしろマイナスだった。でもまあ聞かないのも入った勇気が無駄になる思い、口座を開設したい旨を伝える。オンラインで申し込む方法を提案されたが、住所証明がないことがわかるとSorry, I can't help. Sorry. みたいな感じでもう無理ですモード。もう一人の係も首を横に振って終わり。はい。笑
まあそうですよね、と粘る勇気もなく想像通りの敗北感で銀行を立ち去り、街歩きを続けた。そもそもこの日は銀行に行く予定はなく翌日に回そうと思っていたくらいなので、完全に思いつきで行動した感じ。そんな、ようやく銀行に立ち向かえた自分へのご褒美にチョコクッキーを買ってもぐもぐOxford Streetを歩いているとロイズ銀行の支店が目の前に。
うーん、、でもクッキーまだ食べ終わってないし。行こうかなどうしようかな、でもそもそも明日行く予定だったんだから今日じゃなくてもいいかな。。心折れたしな、等いろいろ自分を甘やかす選択を考えましたがせっかく今、目の前にいるのに行かないでどうする自分!と考え直し並ぶことにしました。
幸いここの支店はOxford streetだったこともあり、お客さんもたくさんいて、かなりウェルカムな雰囲気でした。いや最初が良くなかっただけかな笑
いざ順番が来て、すごく優しそうな紳士の受付に当たる。ラッキー。
I would like to open a bank accountと伝えると、仕事をしているのかとかどこから来たのとか、いろいろ聞かれて、パスポートとBRPは持っているが、無職だし住所証明がないことも伝え終わって彼が一言。
作れるよ。と。
(まじ!!!!パスポートとBRPだけって本当だった!!!!ありがとう神様仏様!!さっきの支店はなんだったんだ!!!笑)
そして続けて、すごいタイミングで来たね。と。
なぜなら私が銀行を訪れた週以降、今後はロイズ銀行でも口座開設にNon-UKは全員Proof of Addressが必要になるという規定になるそうです、、、
(すごくない?パスポートとBRPで作れるのが今週までって。このタイミングすごくない??!)
しかし、ここはイギリス。日本のようにその日に銀行口座をすぐ作ってくれたりしません。予約制、なんです。
(どうか予約ができますように。今週作れますように、という祈りの気持ちでいっぱいだった私。だって翌週じゃ住所証明出せないもん、、)
紳士が予約票を確認してくれて、金曜日だけ空きがあるからそこにアポイントメントを入れるけどいい?君は今週中に作らないといけないから、絶対行ってね、みたいな感じで予約を取ってくれました。本当に良かった。だって金曜日しか予約できなかったってことは他は予約で埋まってたってことだもんね、、、ほんと1日でも早めに来て正解でした。クッキー食べてるからって自分を甘やかしてたらこんなスムーズに事が運ばなかったかもしれない。
そう、何が言いたいかというと、ここでは日本の常識は通じません。
支店や係員によって対応が0か100です。
だって同じ会社なのにこんなにも対応違う事あるかいな、くらい雲泥の差なの。本当に。
だからこの国ではわずかな可能性が目の前に1mmでもあったら、その可能性に賭けて生きる事を心に決めました。
おまけ、この犬、愛くるしすぎ。
↪︎(2)へつづく。